時折ニュースなどで情報漏洩の問題や不正アクセスの問題が取り上げられることがありますよね。サーバーを使ってインターネット上で様々なサービスを運用する場合はセキュリティ対策が必要です。この記事では基本的なセキュリティ対策をご紹介したいと思います。
1.サーバーのセキュリティレベルを上げる方法
サーバーのセキュリティを上げるためには以下のような対策を取ることをおすすめします。
1.SSLを適用する
SSLとは「Secure Sockets Layer」の略で簡単に言えば情報暗号化技術です。インターネット上では個人情報やクレジットカード情報など重要度が高い情報をやり取りすることがありますが、ネットワークには常に悪意を持った人間がいて貴重な情報を盗もうとしています。そのため暗号化して情報を取り扱わなければいけません。
以前のサイトは「http://」という文字列でURLが始まっているのが普通でしたが、最近では「https://」というようにpの後にsがつくようになっていますが、これがSSLの暗号化技術が適用されているという意味です。サーバーをレンタルする時はSSLが導入されているかをチェックしましょう。
2.IDSとIPS
IDS(Intrusion Detection System)とIPS(Intrusion Prevention System)はどちらも異常な通信や不正な侵入を監視して通知してくれるサービスです(IPSは通知してさらに通信をブロックする)。外部からクラッカーなどが不正アクセスを試みるというリスクは常にあるので、怪しい通信がないか監視してくれるシステムは重要です。
3.メールスキャンやフィルタ
レンタルサーバーの機能にはメールの送受信が含まれているのが一般的ですが、メールにウイルスやスパムメールが混在して送られることがあります。そのためサーバーを守るためにウイルススキャン機能やメールフィルタ機能がついているかチェックするのは鉄則です。
4.WAF
WAF(Web Application Firewall)はwebサーバーにアクセスされるよりも前の段階でアクセス内容を解析して、攻撃性があるものは事前に遮断してくれる機能です。WAFのおかげでブログサイトなどの内容改ざんや管理者権限の乗っ取り、データの盗用などからサーバーを守ってくれます。
5.マルウェア診断
マルウェアは有害な動きをするソフトウェアのことですが、もしWebサイト上にマルウェアを仕掛けられるとサイトを訪問するユーザーが何らかの被害を受ける可能性があり、それが起こればホームページの信用性が失われてしまいます。そのためマルウェア診断サービスを導入することで、不正なソフトウェアを検出して通知してもらえるようにすることが大事です。
レンタルサーバーのセキュリティで意識すべきこと
サーバーのセキュリティ対策として様々なツールを紹介しましたが、IT知識が限られているユーザーにとってはどのようにこれらのツールを導入したらよいのか分からないこともあるでしょう。そういう場合はセキュリティ対策に力を入れているレンタルサーバーを選ぶようにすることで基本的な対策を講じることができます。
レンタルサーバーサービスを提供している事業者はたくさんあるとはいえ、個人情報など大切なデータを扱う場合はまずはセキュリティを重視したサーバー選びを行いましょう。月額料金も比較ポイントになりますが、サイトの信用性や安全性がなければアクセス数アップにはつながりません。
セキュリティ面でおすすめできるレンタルサーバーを一つだけご紹介します。
・CPIレンタルサーバー
法人利用率90%、20年以上の運用という実績十分のサーバーです。共用サーバーや専用サーバーを提供していて、WAF、Web改ざん検知、IDS、専用ファイアウオールど様々なセキュリティ設備を持っているのが魅力です。
2.まとめ
レンタルサーバーを選ぶときはセキュリティを重視する必要があります。個人でレンタルしてかつ、重要性の低い情報しか扱わないならまだしも、ECサイトなどを運用するならセキュリティは最重要項目です。何のセキュリティ対策もされていないレンタルサーバーは普通ないはずですが、紹介したような代表的なセキュリティツールを一通り備えているレンタルサーバーを見つけるようにしましょう。