サーバーを使うと様々なネット上のサービスを展開できます。ホームページやブログを公開したりECサイトやSNSサイトを運用することも可能ですが、レンタルサーバーには色々な種類があって費用もまちまちです。この記事では代表的なレンタルサーバーの種類ごとに料金相場を解説したいと思います。
1.レンタルサーバーの費用相場
レンタルサーバーには以下のような種類があります。
・共用サーバー
複数のユーザーでサーバーの資源を共用します。
・専用サーバー
一人のユーザーだけでサーバーのリソースを利用できます。
・VPS
サーバーコンピュータ上に複数の仮想領域を設けてバーチャルの専用スペースを確保できるサーバーです。
・クラウドサーバー
VPSのように仮想領域が割り当てられますが、VPSよりもリソースをより拡張できるサーバーです。
各レンタルサーバーの費用相場
上記の代表的なレンタルサーバーの費用相場は以下の通りです。
・共用サーバー
初期費用:無料~
月額費用:100円~4,000円
共用サーバーのメリットはやはりワインコインから運用できる手軽さにあります。アクセス数にあまりこだわりがない場合やサーバー知識が限られているケースでは共用サーバーが心強いでしょう。
・専用サーバー
初期費用:1万~5万円
月額費用:1万~15万円
専用サーバーはやはり自由度が高く他のユーザーの影響も受けないため本格的なサーバー運用をするうえで魅力的です。ただし共用サーバーと比べるとやはり高額なので、まずは共用サーバーでネット知識を増やしたりサーバー運用スキルを上げてから専用サーバーに移行していくのがベターです。
・VPS
初期費用:1,000円程度
月額費用:600円~30,000円
・クラウドサーバー
初期費用:無料~
月額費用:500円~50,000円
2.おすすめのレンタルサーバー
種類別におすすめのレンタルサーバーをご紹介します。
・共用サーバー:ロリポップ
「ロリポップ」はGMOが運用しているサーバーで、これまでに200万サイト以上で利用実績があります。月額100円から始められるエコノミープランや法人サイトにも使えるエンタープライズプラン(月額2,000円)など4つのプランから好きなものを選べます。バックアップやSSLなど様々な機能が利用出来るので初心者にもおすすめです。
・専用サーバー:CPIマネージド専用サーバー
「CPIマネージド専用サーバー」はKDDIグループのサービスで、共用サーバーのような使い勝手で使える専門サーバーです。初期費用は10万円前後かかりますが、サーバー監視・運用管理を事業者に任せることができるので専門知識がなくても使えます。「専用サーバーを使いたいけど知識面で不安」という人におすすめです。
・VPS:conoha
Conohaはインターネットプロバイダ大手のGMOが運営しているサーバーサービスです。VPSを最大1か月無料で使え、512MB~8GBの5段階のプランがあります。初期費用無料で月々630円から使える手軽さがあります。高速SSDを標準搭載しているので処理速度が速くスムーズなサーバー運用ができます。
・クラウドサーバー:wpXクラウド
「wpXクラウド」は「WordPress」という世界中のサイトの約3分の1に使われているソフトウェアに最適な環境を整備しているクラウドサーバーです。WordPressはホームページやブログ運用に便利なツールです。このサーバーは容量10GB~、月額500円~という低価格・低用量からレンタル可能です。容量や転送量など全7段階の拡張ができるのでフレキシブルな使い方ができます。
3 .まとめ
レンタルサーバーの費用はサーバーの種類によって様々です。共用サーバーやVPS、クラウドなどは比較的低い費用でも運用できますが、カスタマイズ性が高い専用サーバーは高額の費用がかかります。サーバーの運用が初めてという人はまず低コストのサーバーから始めてみると良いでしょう。